効率のよい看板とはインテリア・内装

効率のよい看板とは

効率のよい看板とは

あの、伊澤さん。僕結婚しようかと思っているんですよ。

!!!!!!( ゚Д゚)

嘘です。で今回聞きたいのは看板に関してなんですがー

何?なんだったの?さっきの嘘。なんで?おめでとうの【お】がのど元までこみ上げたのに。

まあちょっとした枕ですよ。で、お店の看板なんですがね、どうイメージしておこうかなと思っているのです。

枕…、もうちょっと柔らかい枕がいいけど…。ええと気を取り直して、看板ね。いろいろあるよね。看板って言っても。

ふむふむ種類が、ですか?

そうそう、店舗の入り口の上に付くようなもの(欄間看板とかテント看板)や、スタンド看板や袖看板、窓を使って看板にするようなこともあるよね。パッと思いつくのはそんなところかなあ。

ああ、伊澤さんのお店だとシャッターボックス(シャッターが巻かれて収納される箱状のもの)に看板があったり、お店の前にスタンド看板やA型看板が置いてありますね。
あとは2階の方のお店は窓を全部使って看板にしてますね。ええっと袖看板ってなんですか?

ほら、あれだよ、あのビルなんかについててさ、こうバーってなってるあれ。

伊澤さん、そんなに説明下手でしたっけ?

冗談です。突き出し看板とも言うけどほら、ビルの壁面に各階の看板が上から下まで連なっているやつだね。

んー、わかりました。テント看板は欄間看板と違うんですか?

入り口の上にあるってことで同じようなものだよね。

なるほどなるほど。

ちなみに他にも屋上看板、野立て看板なんていうのもあるね。
うーん、ビルの屋上の大きな看板スペースを使うのが屋上看板。
車の通る道端(よく田んぼなんかに立ってる)に立っているのが野立て看板ね。
調べてみたら他にもあったけど、まあここではこのくらいにしておこう。

いろいろあるんですね。

みんなどうにかしていろんな人に自分のお店を知ってもらいたいわけだよ。がんばって考えるさ。

それで、看板なんですけど、どうしましょ。どの辺に気をつければいいでしょうか?

ねー、僕も自分の経験の中でしか話せないけど、やっぱりできるだけ人の目に留まるように、ということとか、必要な情報をわかりやすく伝えるとかね。
だいたいスタンド看板に関しては置くことができるのかどうか、ってところから確認しておきたいね。

ああ、なるほど、置けるかどうかは重要そうですね。

うん。道に置くのだと、基本的には駄目なんだよね。公道でしょ。自分の敷地じゃないし大家さんの敷地でもない。
勝手に自分の物を放置するって形になるから。だから実情を把握しないといけないかもしれない。

あ、道には置いてはいけないんですね。

そうだね、原則は。借りている敷地内に置けるというケースのほうが少ないと思うな。
だから公道だけど置いちゃって大丈夫そうか、そうでないか、は現地を見て、不動産屋さんに感じをたずねてみるのがいいかな。

おお、不動産屋さんに。

うん。でももちろん不動産屋さんも【置いていいですよ】なんてことは言ってくれない、というか言える立場にないんだ、公道の場合は。

そうか、大家さんの土地ではないですものね。

そうそう。でも、ニュアンスはだいたい伝えてくれると思うよ。【その町のそのあたりの警察は結構よくまわって来てすぐに撤去されちゃいますよ】とか【まー、大丈夫そうですけどねー】くらいの感じではね。

なるほどそういうことなんですね。

制作は基本的には内装工事を発注した工務店なんかに相談すればいいと思うよ。
もしくはインターネットなんかで【看板】って検索するといろいろ出てくるはずだよ。結構安かったりするから調べてみよう。

デザインとかどうしたもんですかねえ。

もちろん自分でしたっていいし、制作をするところは普通デザイナーさんもいるから自分のイメージを伝えてお願いしてもいい。
もちろん自分でデザインしたほうが安上がりな場合が多いよね。手間がかからないわけだから。これは印刷物などでもまあなんでもそうだけど。

わかりました。とりあえずインターネットなどで調べておきつつ、開業時には工務店さんにも相談してみようかと思います。

そうそう、看板内に店の内装の写真を入れたいと思ったりしない?

場合によってはあるかもしれないですね。でもオープンのときには間に合いませんよね?

でもね、スタンド看板なんかで、本体はそのままに面だけ安価に変えられたりするものもあったりするからそういう使い方も覚えておくといいかも。

なるほど他に内容として気にした方がいいことありますか?

うん。最近ね、看板に関してはいろいろ勉強していてね、全部は書けない。いろんな意味で。伝えきれないかな。でもアウトラインとして少し話そうか。

それはもうぜひ。

まずは遠目にもわかること。正面から見なくても道を歩いている先に見えるようにすることだね。
でないと通り過ぎる一瞬しかお店がその人に認識されない。

おお、確かに。

そして書く内容は【何屋さんか】わかる文字と写真。がまず必要だね。

何屋さんか、ですか。確かに何屋かわからないと利用しようがないですね。

そうそう、そして【強み】と【価格感】かな。

あ、他とどう違うかってことですね。

そう。この店良さそうじゃんって思ってもらうためにね。そしてだいたいいくらくらいかわからないと怖いので、価格ね。

そうか。じゃあメニュー表とか書いておけばいいんですかね。

ああ、それは書きすぎで迷っちゃうので、1-2点くらいに絞った方がいいよ。

確かに。あの、メニューが沢山ありすぎる居酒屋ってなかなか注文できないですもんね。

まあ居酒屋はさ、入っちゃえば迷われてもいいけど、道行く人は迷ったら過ぎ去ってしまうからねえ。

ふ、深い!いつもは不快なのに!

ねえ、うまいこと言ってないよ。まじで。

てへへ。

ポイント

プロフェッショナルにお願いする

看板に関しては非常に深い見識を持っている方がいて、お世話になっています。練馬店の看板を手掛けてもらいました。
結果が出すぎていて怖いです。

基本的な考え方として30メートル離れたところから認識してもらって、店の前に来る頃には「入る」ことを決意してもらうような作りです。
看板のデザインはもちろんのこと、ブランディングや看板設置のアイディアなどもどんどん出してくれます。私のところは飛び込みが3-4倍に増えました。

30メートル集客

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