静かな空間の作り方インテリア・内装

静かな空間の作り方

静かな空間の作り方

電子レンジの【チン!】っていう音、うるさいと思いませんか?
もしお店の中で使っていて、その音を響かせているなら読んでください。

私の新店舗もだんだんと整ってきたと思います。
そんな中でも昨日届いた電子レンジの使い方に関して今日は書いてみましょう。

【なごみ】【なごみや】ではタオルを温めたり(ホットキャビでやっていたりもします)ホットパックを温めたりするのに電子レンジを使っています。
そういったことに使うので、高機能は必要なく、単純な機能だけのもののほうがいいんです。時間だけ調整するとかね。
アイピローを作るときは30秒、肩用のホットパックなら1分とかです。

で、こういう単純な機能の電子レンジっていまだにだいたい【チン!】って音がします。
うるさいです。(-_-;)
お客さんに聞こえちゃうようだとあまり良くないと思います。
私は【この音、高くてうるさいな、鳴らなければいいのに】と思いました。
で、鳴らさない方法を発見しました!

いや、実は簡単なことなんです。
分解して音の出る部分を解体しちゃえばいいんです。
私がいままで出合った電子レンジくん達は外側からドライバーで数か所ネジをまわせば外側のケースが外れます。
そしたらどこかに自転車についているベルのようなものが見つかると思います。
もしくはボクシングの開始を知らせるゴングみたいなものですね。

で、見つけたら解体しましょう。
結構大変かもしれませんが、ネジをゆるめて取ってしまうか、グイグイやって引きちぎってしまってもいいです。
とにかく物理的に音を出す部分を取り外してしまうことです。
これで、加熱が終わっても【チン!】と言わなくなります。
電子音の場合はメーカーに聞いてみてください。裏コマンドがある可能性があります。

実際私が江古田店で使っている洗濯機は洗濯が終わると【ピロリロリン。洗濯が終わりました】みたいなことを結構なボリュームで言います。
これもうるさすぎるので、メーカーに電話して聞いて、鳴らなくする裏コマンドを聞きました。
確かコース選択ボタンとロックボタンを同時に5秒間長押し、とかそういうものです。

とまあ私は音は結構気にします。
音がうるさいと落ち着かないので、できることなら気にして欲しいなと思っています。

よし、明日も音の話をしましょうか。
他にも色々あったりします。(*^^)v

以下は上記のメルマガの続き

昨日は電子レンジの音を消す方法を伝授しました。今日はその他で静かな空間を作る方法を書いてみます。

考え方にもよると思いますが、多くの方が静かな空間で施術をお受け頂きたい、と思っているのではないかと思います。

では静かな空間を作るちょっとした裏技を電子レンジと洗濯機以外でもご紹介しましょう。

1、換気扇の音を静音化
2、引き戸や引出を閉める音を静音化
3、時計の短針の音を静音化
4、壁に工夫で静音化
5、パソコンなどを静音化
6、スタッフの移動音を静音化
7、話声の大きなお客さんを静音化
8、お客さんの外耳以内の静音化

うーん。思いがけないほど量が多いですねえ。(^_^;)
行けるところまで行きましょうか。

まずは1の換気扇の音を静音化なんですけど、私は換気扇の風切音が嫌いなんですねー。
あまり嫌いなものがない私ですが、風切音は嫌いです。【フィーン】というあの周波数が駄目です。

ということで換気扇はかなり嫌いなんです。
しかし換気はしないとな、というところで葛藤が生まれました。が、解決策がありました。
それは【静音タイプの換気扇を付ける】というもの。

しかし知ってました?そんなものがあるってことを。あまり知っている人はいないと思います。ゆっくり回って、24時間回しておくんです。
24時間換気なんて言ったりもします。
ほとんど風切音が聞こえません。

換気扇を付け替えることになりますけど、物自体は1万円もしないで買えると思いますので、後は電気屋さんの人件費くらいでできます。
風切音を低減させたいときはぜひ。

では次の2は引き戸や引出しを閉める音を抑えましょうというお話しです。
これは多くの方が知っていることとは思いますが、念のため。

これは【クッションゴム】【戸当たりゴム】などで検索すると出てくるような小さなぽちっとしたゴムを木部が当たるところに貼りつけます。

当たり前ですが、このゴムで音を消します。
でもこのゴムでもそこそこ音がしてしまう場合があります。防火扉などの場合、結構重いからです。
そんなとき私は【耐震ジェルマット】のようなものを代わりに使います。
このほうがより【ぶにっ】と衝撃を受け止めて音もしません。

もう一個いきましょう。3の時計の短針の音を軽減します。
本来なら短針が1秒1秒【ちっちっ】とならないタイプの時計を選ぶべきですが、そうでなかった場合のことを書きます。
まず駆動部の裏蓋を開けて、中にティッシュなどを詰め、また蓋を閉めた後に裏蓋の外側に先程も出てきたジェルシートなどを張って振動を抑えます。
これで音は半分以下くらいにはなると思います。

今日も明日もこんな小さなことを積み重ねて小さく小さくでも良い場所にしていきたいと思います。

ということで続きはまた明日にしたいと思います。
自分が音に関して結構いろいろやってるんだなと驚く今日でした。(*^^)v

以下はさらに続きになります

今日も静かな空間を作る小技を紹介を紹介しましょう。壁やらパソコンやら他にもいろいろ…
なぜか4日も続いている静かにまつわるお話し。今日もマニアックに行ってみましょう。

前に数字を振った4、に関してです。
壁に工夫で静音化ですね。
これは店舗を作るときにスタッフルームやらバックヤード、トイレなどを作ると思うんですね。そのとき部屋の仕切り壁を作るわけです。
ここで普通にお願いすると普通の壁になっちゃうので、できるだけ音が通らないように作ってもらいたいわけです。

私の知っている壁の作りは、木の角材で芯を作って、それをサンドイッチするように石膏ボード(プラスターボード)で挟むんです。
で、仕上げに壁紙などを貼るわけですね。
このとき、それだけじゃなく、石膏ボードを2重にして貼ったり、石膏ボードと石膏ボードの間にグラスウールを挟んでもらって音をできるだけ遮断するようにお願いしてみましょう。

このくらいのことでしたら多少のプラスでできることと思います。
トイレなんかは元々こういう作りにしてくれていると思います。


続いて5、のパソコンなどを静音化ですね。パソコンの騒音はほとんどがCPUを冷却するためのファンの音です。 ね。HDDの駆動音などもないでもないですが、やはりファンの音が大きいと思います。

方法としては水冷式のパソコンにするということや、大きな径のファンが静かに回るファンを付けたパソコンにする。
CPUの発熱の少ないタイプのパソコンを選ぶ。
排気の穴にほこりがたまらないようにする(すごい異音になったりします)。
マウスは試してみてクリックするときの音が小さい物を選ぶ。

あたりがザッと思いつくところです。
んー、これだけでも詳しく書いたら2-3日分くらいになりそうな勢いですね。(^_^;)

詳しくは【パソコン 静音化】あたりで検索してみてください。
ちなみにノートパソコンは静かに動くものが多いです。
最近新店舗用にはデスクトップを買わずに3万円台のノートパソコンを2台買いました。
ここまでノートも価格が落ちてくれば液晶ディスプレイを使いまわすことを考えずにノートでいいかなと思うようになりました。

さてさて、今日の最後は6のスタッフの移動音を静音化する。ですね。
これはサロン内をスタッフが急い移動したいときに走ってはいけない。
が、早く動きたいときによく使う方法です。お客さんが見ていないときにしか使えません。

それはサンダルなどを脱いで早足でスリ足で移動します。ほら、あの時代劇で白の中で足袋を履いた人がえらく急いではいるけれども音を立てずにスタスタスタスターって歩くじゃないですか、あれですね。
まあ大した話じゃなかったですが…
まあそのくらい気にしているってことです。

本当は私はおしゃべりで冗談ばっかりなので、大きな声で話したいんですけどね。結構静かに過ごしています。(*^^)v
さて、明日も静かしばりで話をしたいと思います。

以下はさらにまた続きです

今日は我々がそんなところまで立ち入れるのか?という部分を考えてみたいと思います。【静か】シリーズ、一旦完結になります。

なぜか5日も続いている【静か】にまつわるお話し。今日もマニアックに行ってみましょう。

5つ目の話し声の大きなお客さんを静音化する方法です。
【そんなことできんのかよ!】って思いませんか?

これが本当にそこそこできます。
考え方としては【静かにしてもらう】んじゃなくて【静かにしちゃう】ような空気感を出すのです。
そうすると、そもそも大きな声で話さないようになります。

もう少し具体的に言うと、こちら側が抑え目のトーンで話します。
すると、相手もつられて声のトーンが抑えられます。
お客さんが弾けたトーンで【今日さーゴルフだったんだよねー!】とテンションが上がった話し方だった場合、そこに合わさないで抵抗するように抑えるのです。

多くの方はこれで、【あれ、ちょっと自分、声でかすぎたかな】と思ってくれます。自然と静かになってくださいます。

もちろんこれは耳の遠い方などには通じない方法だと思うので、接骨院さんなんかの方には難しいところかと思います。

これは私たちが鏡になっているということだと思います。
つまり、静かにしていたら静かにしてくださる。誠意を持って対応していたら、誠意を持って対応してくださる。 そういうことです。(*^^)v

さて、最後はお客さんの外耳以内を静音化する方法です。
もうほとんど意味がわからないですよね、すみません。
つまりですね、お客さんのすぐ近くまでは騒音があってもお客さんの耳の部分でシャットアウトする方法です。

それは、、、ジャーン!【耳栓を置いておく】です。
いやー、ばかばかしいほどの対応策ですみません。(^_^;)
でも、この姿勢がいいかなと思っています。

実は今までなかなか対応することの難しい、お客さんからの改善して欲しい要望がたまにありました。
それは【隣の方と施術者のお話しの声が大きくて集中できない】【他の方のいびきでリラックスできない】というものです。 これって、カーテン仕切りのサロンとしては、どうにもできなかったりするのでいっそお客さんに耳栓を置いておくことにしました。

本当に【せめて】という気持ちです。
本当に使われる方はまれですが、使っていただければ確かに静かです。
使い捨てのものでも結構な効果があります。

どうでしたか?とりあえず思い付くとことを書いてみました。。。

あ!そうだ!もう一つあった。
あの、新店舗の表参道店のスタッフルームと待合室の間の隙間が少なすぎて風が出る音が【ひゅーっ】と聞こえます。
かなり大きな音で、かなり嫌な感じです。工務店さんと、デザイナーさんに来てもらってどこか目立たないところに空気の通る穴をあけてもらうことになり解決しました。
いやあ「静か」もいろいろありますね。

ポイント

神は細部に宿る

落ち着いた店ならば相手のことを考えていろいろ工夫しましょう。

音や温湿度だけでなく全方位に神経を尖らせて先手先手で手を打っておくと、お客様は必ず気付いてくれます。「気遣いのある店だ」と。

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