自分で青色申告をするには

舞台はベテラン君の開業後1年。久しぶりに院長の元に遊びに来た。というか呼び出された…

 「いや、院長お久ぶりですねー。」

 「いや、ほんと久しぶり元気にやってた?よく遊びに来たね。」

 「って、院長が来いって言ったんじゃないですが。元気ですけど、暇じゃあないんですよー、これでも。」

 「えへへ。そうだった、そうだった。」

 「で、いったいどうしたんですか。」

 「うん、実はベテラン君の顔が見たいわけじゃなくて、この間ベテラン君自分で青色申告したでしょ、そのときのことを詳しく教えてもらおうと思ってさ。」

 「あー、別に顔が見たいわけじゃなくて、ってくだりはいらないんじゃないですか?」

 「ちょっとほら、早く、いつもこの辺が長くなるから。」

 「あー、はいはい。えと、まーできるものだと思いましたよ。時間はそれなりにかかりましたけどね。」

 「あ、ほんと良かった。ほら、僕が経験ないから聞くしかないなと。で、最初あまりお金ないでしょ、だからできることなら自分でやったほうがいいかなと思ったわけさ。ベテラン君がそう言うなら勧められるよね。」

 「ええ、それは、勧められます。まずは開業したら税務署に行って税金を払う申告のやり方の冊子をもらったり、職員に聞いてみるといいと思います。」

 「うんうん、税金を払う申告っていうのはつまり白色申告とか青色申告とかのあれだね。」

 「そうですね、有利なことが多いので僕は青色申告を選びました。その分記帳などが大変だと思われがちですが、パソコンのソフトを使えばそうでもないですよ。」

 「お、きたね、ここでもパソコンの力は強いか。」

 「そうなんですよ。現金をどう払って、どう受け取って、預金の口座からどう出ていって、どう入って来るかをつけたら後はだいたいソフトのほうでやってくれます。僕は【みんなの青色申告】という1万円程度くらいのソフトを使いましたね。他には【弥生会計】なんかが有名だと思います。こっちのほうが高めですね。経理業界ではスタンダードのようですが。」

 「うんそうだねそうだね、基本的には現金出納帳と預金出納帳あたりを書いておけばいろんな帳簿に自動的に転記してくれるから手書きよりもずいぶん楽だよね。」

 「そうなんですよ。ただ、8カ月分くらいまとめて入力したので、そこが大変でした。」

 「あー、それは次期からぜひ毎月入力するといいよ。大変だけどさ。」

 「ほんとですね、我々個人事業主は12月末で締めるんですよね。だから今1月じゃないですか、今月から入力しますよ。今年は最後に苦しまないぞ、と思っています。ちなみに12月で締めたものを3月15日までに申告するんですよね。猶予は3か月間ってことです。毎月入力していたらすぐに出来るんじゃないかなーと思いますけどね。」

 「やっぱり夏休みの宿題は毎日やった方がいいってことだな。うん。」

 「そうですね。ああ、そうそう、最初経費を【これは何費にしたらいいんだ?】ってすごく悩んでいたんです。でもまあそんなに厳密じゃないんだなと分かりました。かなり厳密なんだと思っていたのですけど。」

 「あ、それはね、そうなんだよねー。あんまり適当は良くないと思うけど、結局申告のときはそこまで見られないわけだし、税務署としても大枠で合っていればそれほど文句はないのだと思う。つまりいくら売り上がって、いくら経費を使って、いくら利益が出たのか、ということは税金はいくらなのか、ということがわかればいいんだよね。鉛筆一本が事務用品費なのか消耗品費なのかは別にまあどうでもいいっちゃどうでもいい。」

 「ね、僕もそこに気付いて楽になりました。そうそう、気付いたといえば、お財布は個人用と事業用に分けておくといいなと思いました。クレジットカード、銀行口座なんかも2つあるといいと思います。自分の中でルールがちゃんとできていないと後でごちゃごちゃになるので、ある程度これは仕事用、こっちは個人用ってしておくといいですね。」

 「うんうん、僕も全部分けているよ。特に会社にしてからはそうだね、今からそうなっていたらなおいいよね。」

 「ああ、そうなんですね。やっぱり。僕は間違っていなかった!。」

 「そうそう、ちなみにさ、青色申告した労力ってどのくらいのものだった?例えば、そうだな。いくらだったらお金を払ってでもやってもらいたい?毎月の記帳と青色申告とをさ。」

 「えー、えー、えー、難しいですねー。えー、まあ今はまだまだ暇なので、毎月の記帳は5000円で、申告は3万円とかくらいでしょうかねー。これ以上払うなら自分でやるかなー、今のうちは。」

 「ほうほう、なかなかその金額だと難しいかなー。お願いするのは。だとしたらそのまま自分でしばらくやるといいだろうね。仕事で時間が無くなってきたらお願いしたらいいよね。何か他に気になることあった?」

 「そうですねー、国税局の相談ダイヤルみたいなのがあったのですが、あまりあてにならないなと感じました。人によって言うことが違ったりして。最寄りの税務署に行ってしまったほうがいいなと思いました。案外親切に教えてくれるので。」

 「そうだよね。税金納めようってがんばっているんだから親切に教えるよね。飛び込め!きっと救われるってことか。」

 「そうですね。僕なんて計3回も間違いを直して持っていきました。かなりの労力です。それから減価償却の部分は難しかったですね。あとは赤字のときは赤字を次年度に繰り越せるのですが、それは繰り越しますっていう書類を出さないといけないのですが、そういうことを税務署はわざわざ教えてくれないので、そういう意味では税理士さんがついていてくれるというのは大きな意味があるのかなと思いました。」

 「確かに、知らないっていうだけで不利になってしまう状況は結構あるよね。いや、しかし今日はありがとう、わざわざ僕の顔を見に来てくれて。」

 「いや、青色申告の話しに来いって言われてきたんですって、半ば無理やり… もう」

 

やればできる、というのが結論

本当に私の院から独立した元スタッフにインタビューして聞いた内容です。

結論から言うと、できます。他にこのときは2人自分でやっていますが、皆ちゃんとできています。ただ、結構な労力だったそうです。

開業したら安いものでいいので経理ソフトを買うことをお勧めします。

あとはちゃんと税務署を利用して聞いてください。基本的にはちゃんと嘘をつかずに申請すれば問題はないはずです。

開業した時に届け出などをするついでに職員の方に青色申告をする予定なんですが、どうしたらいいですか、と聞いておきましょう。

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