できるだけ多く自分の引き出しを作っておく

 「ちなみに他にもお客さんと近しい関係になる方法でなにかお勧めはありませんか?」

 「うん、ええっとじゃあもう一つ教えようか。」

 「ありますねえ。」

 「ベテラン君はさ、趣味ってなんだっけ?」

 「ん?あ、趣味ですか。そうですね。あんまりこれと言って無いというか、あ、2度寝とかですかね。」

 「んー、君は一回修行の旅に出たほうがいいね。修行。」

 「ここでの毎日が修行です!」

 「ここはぬるいからいけない。誰がぬるいって僕がぬるいのがいけない。僕は大いに反省しよう。さて。」

 「はい。」

 「いきなりすぐにとは言わない。言わないし、お客さんと親しい関係になるためにだけするものでもないけど、もっといろいろなものに興味を持って、つまり好奇心を持ってあたったほうがいいと思うんだよ。というのはね、君には【引き出し】が少なすぎると思うわけだ。」

 「引き出しですか?」

 「おいおいおいおい、引き手の付いている収納に使う引き出しは仕舞っておいてくれ。脳裏の彼方に。あの、もっとさほら、抽象的な引き出しね。あの、ほら、【いろんな会話ができるように引き出しを多くしておく】ってよく言われるでしょ。あの引き出しね。」

 「いやいや、わかりましたよ、さすがに。」

 「すまん見くびっていた。で、まあそのやっぱりよく言われるところではあるけど、引き出しは多いに越したことないなと思うんだよ。この話題なら10分は楽しく語れるっていうトピックはいくつくらいあるかな?」

 「え、ええと、2度寝も入れていいわけですか?」

 「いいよ。もちろん10分話せるなら。」

 「いや、やめておきましょう。ええと、部活でやっていた水泳に、前職のからみで営業に関することとか、ええと、あとなんでしょうね。」

 「うん。いや、実はもっとあるはずだと思うよ。思うけど、ざっと思い浮かべるとあんまり出てこないね。でもいろんなことに興味を持って過ごしているときっと増えていくんだよね。そうしたらさ、同じことに興味を持っている人に出会う確立が高くなるわけでしょ。そうしたら【共感】できる人が多くなるじゃない。そうしたら仕事も楽しくなるし、相手の方もきっと楽しいよね。」

 「なるほどー。そういうことですね。引き出しかあ。」

 「そうそう、興味があったら即行動するといいと思うんだ。そうすることで少しずつでも実になっていくからさ。」

 「ちなみに院長どんな引き出しあるんですか?」

 「んー、卓球にキャンプ。スノーボードに革細工、アーティストのマネージャー業に関することやダッチオーブン。生ハム作りに木工。ホームページ作りやSEOにデータベース、会社の運営一般やパーティーの幹事、小説ならば村上春樹さんに京極夏彦さん、高村薫さんに森博嗣さん、レイモンド・チャンドラーさん、ドラマは24。あたりは30分は話せるねー。」

 「んー、多いんだか少ないんだかよくわかりませんが好奇心の幅がありそうですね。」

 「そうだね、限りある時間を有効に使いたいね。だからといって無駄と思ってもそうでないこともあると、そういうことかな。」

 「僕もいろいろ行動してみますー。」

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