電話でも名前を呼ぶといいときもある

 「いやー、先日連れて行ってもらったレストラン、なんというか嬉しいこと沢山してくれますね。」

 「そうだよね。僕が気に入っているのはその辺なんだけどさ、実はベテラン君が知らない嬉しいこともあるんだよ。」

 「え、何ですか?」

 「実はさ、僕の携帯から電話をするとね、僕が名乗らなくても【伊澤さんこんにちは。レストランカシータです】って言ってくれるんだな。僕は個人的にはすごく好きなことだね。人によっては【別に…】って思うかもしれないけど。まあ僕がこのお店にとってもよく行っていて、好きだから嬉しく思うのかもしれない。」

 「へー、まさか声を聞き分けているわけじゃないですよね?」

 「それは間違いなくないと思うな。CTIって呼ばれる技術を使っていると思うよ。」

 「ええっと、確かテロリストに対応するための米国の政府機関でしたっけ?え?なんでそれが関係あるのだ?まさか院長、アメリカ政府にコネクションが?」

 「それ、冗談だよね。お願いだから冗談でいてください。返事を聞く前に一応突っ込みたいと思います。それはCTUだろ!しかもドラマの中の話だろ!カウンターテロリストユニットかい!はーはー。」

 「なんか説明っぽかったですよ。シャレの説明するくらい野暮なことはないですよね。」

 「(゜ロ゜; 」

 「いや、いいんです。どんな人間だって生きていていいんです。」

 「は、な、し、を戻します。早く戻さないとこの窓から飛び降りてしまいそうだ。ええっと、その、そう。CTIは電話とコンピュータを統合するシステムだね。よくコールセンターに使われていたりするね。つまり電話がかかってくると、その電話番号に登録があれば、その電話が誰からなのかがパソコンの画面上にパッと出てくるってわけさ。」

 「あ、なんだうちの院でも使っているやつじゃないですか。」

 「そうだよ。【佐藤さん、こんにちは、なごみ江古田店伊澤です】とか言って電話出ているでしょ。」

 「ええ、ええ、あれがCTIですか。それが【僕の知らない嬉しいこと】なわけですね。それ、僕も結構嬉しいと思います。」

 「そうでしょ。特に何度も行っていて、そこが好きだ、という場合はそちらからも【○○さん】って認識してもらっているのって嬉しいよね。」

 「ですね。まあ2回目くらいのところにそう言われたらちょっと微妙かも知れませんけど。【え?なんで僕だってわかるんだ!?】という感じで。」

 「そうだね。だからうちでは年に3回以上いらっしゃる方にだけしていることだね。」

 「なかなか細かいことしますよね。院長は。」

 「いやあ、1度仕組みさえ作っちゃえばいいことなのでそんなに大変じゃないよ。多くの仕組みは高価だけど、うまくすれば3万円くらいでできちゃうしね。」

 「そうなんですね。その【うまくする】っていうのがなかなかできないところだと思いますよ。」

 「まあなんにせよ、面と向かってだけじゃなくて、電話でもお名前呼ぶといいときもあるね。って話でした。」

 「ありがとうございます。ちょっとやりかた今度詳しく教えてください。」


このサイトの内容が良いなと思ったらぜひメルマガに登録してみてください。

このサイト内より最新情報を綴っていきます。

そして過去のメルマガは公開していませんので、逃さぬようにお早目のご登録を〜


戻る | ホーム | 次へ