とにかく笑顔は絶やさない

 「院長。今度うちに入ってきた新人の方、笑顔がいいんですよねー。」

 「ああ、そうだよね。知っているよ。ベテラン君、きみ、見習わないと。」

 「いや、本当にそうですね。なんだか僕に気があるんじゃないかと思うくらいで。まあ他のスタッフやお客さん皆さんにそうなので、それは恐らく気のせいだと思いますが。」

 「まあ妄想だよね。」

 「別に妄想、言わなくても…」

 「うひひ。さておき、だね。やっぱり笑顔でいるというのは当たり前だけど結構重要なことだと思うんだよね。だってほら、少なくてもこちらに対して好意があるように感じられるでしょ。【いらしてくださってありがとうございます】【今日も会えて嬉しいです】【あなたのそんなところが好きです】とかさ、好感を相手に言葉なくして伝える最高の手段だよね。」

 「僕、あんまりうまくないですよね。」

 「まあでもさ、そんなに無理してがんばることもないとも思っているけどね。顔が引きつっちゃったりしてさ。それもどうかと思うでしょ。」

 「うーん、じゃあこのままで良いですか?」

 「いや、まあできるだけでも素敵な笑顔を作れるといいな。いつもちょっと口角をあげる。というだけでもいいね。」

 「口角を上げる。ですか。つまり口の端をちょっと上にあげる、と。」

 「そうそう、そういうこと。それでさ、少なくとも【僕はあなたに好意を持ってますよ】【ウエルカム!ですよ】という気持ちは伝わると思うんだ。まあそれができたら今度は目の動きなんかでさらにバリエーションを増やしていくといいね。」

 「目の動き!」

 「というか眉毛、と言ったほうがしっくりくるかもしれない。【好意】だけじゃなくて、いろいろな表情を作れるといいよね。【驚き】とかさ、【悲しみ】とかさ、【真剣です】とかさ、つまり気持ちをより、相手に伝えやすくするってことだよね。コミュニケーションの方法の一つだよ。」

 「コミュニケーションですか。」

 「そうそう。例えば
【あー、こんにちは、田中さん、ようこそいらっしゃいました。ええ、えー!1万円落としちゃったんですか?それは大変災難でしたね。】
みたいな会話があってさ、それを
【あー、こんにちは、田中さん、ようこそいらっしゃいました。(^-^)/  ええ、えー!1万円落としちゃったんですか?(*_*)   それは大変災難でしたね。(T_T)】
としたら結構違うでしょ。もうほんとニュアンスの問題だけど。でもこれ、このままメールのときにも使えるよね。メールだと抑揚や表情が伝わらないから、ちょっと曲がって伝わっちゃうこともあるでしょ。なので顔文字も馬鹿にはできないよね。」

 「なるほど。納得です。でも院長。僕に顔文字付きのメールくれたことないですよね?」

 「それはー、ないっけ?愛情が足りてないかもね。」

 「ええーー!?」


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