指名に関して接客に関して

指名に関して

指名に関して

私のお店の【なごみ】【なごみや】であまり一般的でないな、という部分があります。
それは【指名】をプラスの成績にしていないことです。

とっても珍しいと思うんですけど、私は指名は【あまりないほうがいい】と思っているんです。
どういうことかというと。
多くのサロンではお客さんから【あなたがいい】と言われて指名をされるスタッフは【よくやった】ということで成績がプラス評価されますよね。
より良いサービスを提供できているのだから、その分サロンの評価が上がる。だからそのスタッフも評価してあげる。
もしくは、そのスタッフがいる限り、そのお店に来てくれるだろう。ということでの評価。

だいたいそんなところだと思うのです。でも私たちはそうしていません。
もちろんマイナス評価もしませんが、プラスの評価もしていません。
良かったらどうしてなのか、一回読むのを止めて考えてみてもらえないでしょうか。













もういいですかね? (^_^;)
では私の考え方を発表いたしますー! じゃーん!!
【なごみ、に来てもらったら、なごみの施術をいつも素晴らしい、と思って受けてもらいたい。
スタッフによって違う内容の施術だったりして差がないようにしたい。
スタッフが入れ替わってもお客さんにとっては「いつものなごみ」でありたい】と思っているからなんです。

だから目指すのは、【誰にやってもらっても大満足です】と言ってもらえるサロンです。
となったら指名は少ないほうがそれを実現できているということです。
なので、スタッフにも指名を取りには行かせないんです。
指名を受けるとプラスの評価があると、もしかしたら、なごみではやっていない特殊な手技を持ってきて【これは僕だけなんです】とやってしまうかもしれないし、自分だけちょっと長めにやって評価を上げようとするかもしれない。
お客さんに媚びるようなことがあるかもしれない。

こういうのはお店にとって良いことではないと思うのです。
特殊な手技で満足いただけるのはいいんです。
でもそれが本当にいいなら、スタッフみんなでできるようにして提供するべきだし、長くやってしまうのは、一見いいように思えますが、他のお客さんにとっては公平でないですし、次のお客さんをお待たせしちゃうかもしれません。
媚びるのは危険ですらあります。
女性のスタッフが【私、○○といいます。またぜひいらしてくださいね】って、最後にハートマークが付いちゃうような雰囲気で話したら変な勘違いをされるかもしれません。

それに特定のスタッフに人気が集中した場合そのスタッフが辞めてしまったらお客さんが激減してしまうかもしれません。
そのスタッフの発言ばかり他のスタッフに比べて強くなって、人間関係がおかしくなることも十分に考えられます。
ということで、私は指名はできるだけ受けたくないなと考えているんです。

ポイント

いつ行っても美味いラーメン屋さんのように

お店をはじめて、そろそろ14年が経とうとしていますがこの方針は変わりません。
やはりこれでよいと考えています。

多くの個人店が「自分以外に任せられない」とスタッフを1人雇うことすらできずにいます。それは個人にお客様をつけているからだと思います。
伊澤がいないなら他の人でも十分に教育されていていい、と思ってもらうのがいいと今も考えています。

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