温度と湿度の悩みを解消インテリア・内装

温度と湿度の悩みを解消

温度と湿度の悩みを解消

空間を気持のいい状態にしてお客さんをお迎えしたいですよね。でも温度と湿度にはいつも悩ませられます。
いつも快適にしている方法を考えます。

他にいろいろある空気感の演出の中で地味なところではありますすが、非常に重要なのが【温度】と【湿度】ですね。
特に湿度は地味ですねー。気にならない人は全然気にならないと思います。
私も数年前までに自分では湿度の差をあまり感じない人間でした。最近はかなり感じますが。
と、いうことで、今日は温度と湿度に関して地味~な戦いをしている私の話を書きたいと思います。

なかなか100%解消する。というのは難しいと思います。やはり感じ方には個人差があるのですよね。
そんな中でもできるだけ多くの人に快適だ。と思われる温度と湿度にしたいと思います。
だいたい長袖Tシャツ1枚程度の人で25-27度くらいの温度。
湿度は50-60%くらいを目安にしたらそんなに外さないと思います。

これをいつも外していないか計るのには温湿度計を必ず施術のスペースあたりに設置しておくことは必須だと思います。
気を付けないといけないのは、冷暖房の吹き出し口近くとか、加湿器の近くなど他の部分と環境が違うようなところに置いても正確な判定ができないので、そうならないように気を付けましょう。

また、非常に大切だけれどもやってしまいがちなことがあります。
それは【温度や湿度を施術者側に合わせてしまう】ということ。これはいけないと思います。さすがに。

だいたいの場合、施術者はお客さんよりも高い位置にいる場合が多いですね。
すると施術者のほうが部屋の中で温度が高いところにいることになるわけです。
また、施術者は動いていて、お客さんはほとんど動かないので発熱量も違います。
特にオイルを使ったりする施術では動きが大きい場合が多いでしょう。そうすると施術者とお客さんの快適な温度に差が開いていきます。

そんな場合に施術者が快適な温度に設定してしまうとお客さんが寒く感じてしまうことが考えられます。
お客さんに大きなタオルをかけたり、お店はそのことを念頭に温かめに温度設定するなどしないといけないでしょう。

我々の業界としてはやはり【暑い】と言われるより【寒い】と言われるほうが良くないでしょうね。
体により悪いのが冷えでしょうから。

まず、室内の上のほうが温度が高くて、下の方が温度が低い、という問題を解決していく方法として考えられるのが、空気をかきまぜる効果のある【サーキュレーター】や【シーリングファン】を使う方法があります。

【サーキュレーター】はいわば扇風機みたいなものですね。扇風機よりも直進性の高い風を送るものです。私としてはそんなに直進性が高いかどうか実感はできませんが・・・(^_^;)
でもまあ上と下の空気を回すのは間違いないですね。
短所はうるさい機種が多い。
いろいろ試しましたが風切音が結構します。
静かに営業されるサロンが多いでしょうから、検討する際には【静音タイプ】など選んでください。

【シーリングファン】は大きな大きな扇風機が天井にくっついているようなものです。
よくシャンデリアタイプの照明とセットになっていたりします。これは大きな羽なので、ゆっくり回るので、音はあまりしません。
その割に動く空気量は大きいはずです。
インテリア的に合うならいいんじゃないかと思います。

こういうものを使って上のほうと下の方の空気を回して部屋の温度の差を無くす方法がありますね。

他に大きな窓があって、冬に窓から冷気が入ってくるような場合はウインドーラジエーターと言われる商品もいいかもです。
私は自宅で使っています。窓の下に置いておくと結露も防げます。

また、床暖房を入れるのもありかもしれません。
これも自宅での話なんですが、リビングには床暖房が入っています。
これをつけておくと足元から温まるので、冬でもエアコンをつけることはほとんどないですね。
足元も温まる。というのがミソです。

うーん、この話題、結構まだまだ書けるので、ちと2、3回の連載にさせてください。
明日は温かくする方法第2弾。
そして明後日は湿度を調整する方法を書いてみたいと思います。
お楽しみに―。

以下が続きのメルマガです

昨日は温度湿度を調整する方法のさわりを書きました。今日は温度に絞って、特に温かくする方法です。

伊澤のサロンの【なごみ】【なごみや】では初診の人からアンケートを頂いています。
ほとんどの方が良かったところは書いてくださいますね。
でもなかなか【改善したらいいところ】というのは書いていただけません。
それでも毎月いくつか出てきますので、そういうところをじゃんじゃん改善していってよりよい場を作っています。

しかし、中でも改善がなかなか難しいことがあります。その一つが、温度と湿度です。

本当に結構がんばっていろいろやっても万人にうまくフィットしないんですね。
もう闘っているつもりで温度湿度を調整しています。

では、その温度の調節の中でも特に温かくする方法をいくつか書いてみましょう。

まずはエアコンですね。
これがまあ一般的だと思います。
それに石油ストーブやガスファンヒーター。
温風を部屋に送るわけですね。
この辺が王道だと思いますが、気を付けたいのが乾燥するところ。
乾燥をあまり感じない施術者はそこのところをないがしろにしがちです。
以前私がそうでした。(^_^;)

そういう暖房器具で暖かくすればするだけ加湿もしましょう。加湿の話はまた明日に。

それから、ベッドのシーツの下に、こっそり電気敷き毛布を敷いておいて、ゆるゆると温かくしておきます。これもかなり効果あります。
最近ではマッサージベッド自体が温まるものもありますよね。使っていますが好評です。
ただ、これもやっぱり乾燥します。
結構足などから発汗しますから。

ちなみに温め過ぎは禁物です。熱いですから。はい。
あと、私たちは、バストマットを裏返してこの上に置いておきます。
こうしておくとバストマットも温かくなって良いわけですね。

他にも肩などに置いて肩を温めるパックなどもありますね。業務用も家庭用もありますが、レンジでチンするようなものもあります。
「ホットパック」などで検索すると沢山あると思います。

他には着替えの布をマイクロフリースなどにしてみるとかもいいですね。

それに赤外線などをあてるところもありますね。
残念ながら私は使ったことがないので、なんとも言えません。ちょっと場所を取るのかな。

そうそう、借りた店舗がコンクリートむき出しの状態で、これから石膏ボードを張ったりという工事をしなくてはいけないような場合だったら断熱材をしっかり入れてもらうようにするとかね、その辺も重要かもしれません。
ちなみに私のお店から独立開業した一人がコンクリート打ちっぱなしの店を作りましたがかなり寒いそうです。壁から冷気が下りてきます。

あとは、施術室が複数あって、仕切りがある場合で、エアコンなどが一つ、という場合、ちゃんと空気が回るように気にしないといけないですね。
カーテン仕切りや壁での仕切り、パーテーションの仕切りなどで区切りますよね。
その場合、カーテンなどから天井まで、またはカーテンから床までの間隔をうまく考えないといけないですね。

空気を回すには空けたほうがいいし、あまり空けると個室感が少なくなります。
うまいバランスで決めないといけないですね。
特にその仕切りの中で着替えるような場合は女性の意見を聞いたほうがいいですね。
結構男女で感覚の差があります。

といった感じで昨日今日で温度の調節の小技を書いていきました。

それでは明日は湿度の話をしましょう。

以下はさらに続きのメルマガ

今日は温度と湿度の話の3連続の最後の日。
湿度に関してどんな戦いを繰り広げているか知ってください。また面倒なんですが・・・

だんだん【乾燥】というものを感じるようになってきました。
なんとなく感覚としては、若い男性はあまり乾燥に敏感でない場合が多いような気がします。
あまり若くなくなってきました… (^_^;)

さて、なんにせよ、結構【乾燥していた】というご意見はいただくのです。
いろいろととがんばっているんですが、温かく保とうというのとせめぎ合っていますね。

一番最初に使った加湿器は超音波式でした。
これは空気中に水道水中の成分が飛んで白い粉としていろんなものに付着します。
それで一回オーディオを駄目にしました。

それ以降は水蒸気型を使っています。
簡単に言うとお湯をわかして蒸気が出る。というようなタイプですね。電気を食うそうですが、白い粉は出ません。

しかし結構加湿器も壊れる。
私は今まで5台くらいは壊していると思います。
いや、自然と壊れるんですよ。

こういう水蒸気型は音もボコボコ言うのでちょっと気になるかもしれないですね。

で、最近は音のこともあり、ハイブリッドを試してみています。
加湿器などを専門に作っているメーカーでダイニチというメーカーのものが価格ドットコムで満足度が高いようでした。
見ると音も静かとのこと。
さっそく買ったら確かに静かだし、加湿量も多い。
お店だけじゃなく、自宅にも買いました。これです。
見た目も悪くないですね。ブラウンで、シックです。

また、施術のベッドのお客さんのお顔のちょうど下あたりに濡れタオルを吊るしたりしていたこともあります。
大した効果はなさそうですが、自然蒸発で多少は違うのかな思いましたが今はやっていません。

こうしてドンドン加湿しながら温かく保っています。
ちなみに湿度が高いほうが温かく感じるものですからそういう意味でも加湿は必要です。

もちろん鼻粘膜などが乾燥してしまうと感冒症などにもかかりやすいわけですから、そういう観点からも湿度は保ちましょう。
一昨日書いたように湿度計もいつもチェックしてください。

また、逆にこれからの季節、カビに気を付けましょう。
私は電気ポットでお湯を沸かすときは空気がこもらないようにしています。
また、トイレなども湿気がたまりやすいので帰るときにはドアを開け放して帰るようにしています。

また、換気扇は常に稼働させています。
ただ、普通の換気扇でしたので、風切音がかなりうるさい。
私は風切音が大嫌いなので、24時間換気用の静音タイプのものに付け替えています。

夏は夏で除湿してくださいね~
それはまた夏になったら書きましょう。はい。

ポイント

人による、というのが難しい

また人によっても感覚が違うのが難しいです。男性のお客さまは「暑い」と感じることが多いですし女性は「寒い」と感じることが多いです。

ベッド自体を温める場合ははやり乾燥しやすいので施術前にお水を飲めることをアナウンスすることも重要かもしれません。

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