お勧めに関して接客に関して

お勧めに関して

お勧めに関して

私は以前【お客さんの望むことをするのがいいことだ】と思っていました。
しかしそれは間違っていることがある。と気付きました。
【最適な提案】をするのがプロです。

例えばお客さんがこう言います。
「着替えはしたほうがいいですか?」そんなとき私は
「どちらでもいいですよ、お好きなほうで」と答えていました。

でもこれは一番駄目ですね。(^_^;)
そのあとお客さんは「いやー、どちらでもって言われても…」と思いながら数秒間悩むでしょう。
【悩む】なんてことはしたくないはずです。

なので、こういうときは場合に合わせて提案していくのがいいと思います。
例えば「ではジーンズだけでも替えましょうか」
「お急ぎのようですし、そのままでいいですよ」
「セーターだとうまくできませんのでお着替えお願いできますか」
と提案してください。

もしくは悩まなくてもいいように決める方針を伝えるのもいいかもしれません。
例えば「面倒ならそのままでも全然大丈夫です。楽な服装がよければお着替えください」
このように言えば「着替えるのは面倒だ」という人には「着替えなくていい」となります。
逆に「窮屈な服は脱ぎたい」と思っている人には「どうぞお着替えください」となります。

あとは、「着替えたほうがいいんでしょうか」の裏に秘められた気持ちがわかると一番です。
ニュアンスを読むしかないですが、本音は「着替えたくない」「着替えたい」どちらの可能性もあります。
当然「着替えたくない」と思っていそうなら、「そのままで大丈夫ですよ」と言いたいですし「着替えたい」と思っていそうなら「着替えたほうが楽ですよ」と言いたいです。

例えば、お客さんが「やり易い方でいいのですが」と言ったらそれは「着替えますよ」っていう意思です。
たぶん。(^_^;)
だってやり易い服は自分の服よりマッサージサロンにある着替えの方だと思っているでしょうから。
なので「お着替えくださったほうがいいですね」とお伝えしたいです。

こんな風に「さあどちらでも、お気に召すまま」というのは案外親切そうで親切でないです。
コースを悩んでいるときも、症状などを聞いて、「筋肉の緊張から来る頭痛のようですね、なら頭の緊張に効くヘッドのコースがいいですね」と理由と共にすぱっとオススメしましょう。

人は悩むのは嫌なのです。
誰かに決めちゃって欲しいのです。
定食屋さんにランチに行って5種類のメニューがあったら【おすすめ】と書いてあるのを選びます私は。はい。
(^_^;)

ポイント

楽を好む人が多い

悩む、というのは苦痛なんですね。
メニューがいっぱいある飲食店にいくとメニューを選ぶのが嫌です。
んー、選ぶのが楽しい方もいると思いますが、私のようにしゃぶしゃぶ定食がから揚げ定食か選ぶのが面倒な人もいるのです。
そんな場合は「あ、低カロリーならしゃぶしゃぶ定食がお勧めですよ」と言ってあげるのが親切かと思います。

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